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  紙皿屋に勤める負け犬さんが紙皿関係のことを日々徒然綴ります。
                       
   
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スーパーなんかに買い物に行くと、ついふらっとキッチン用品の辺りをチェックしてしまいます。
キッチンペーパーは、スーパーで売っているのはほとんど紙製で、あってもエアレード不織布タイプ。
うちで取り扱ってるレーヨンスパンレース製の丈夫で吸収力の高いタイプはまず置いてません。だって高いから(苦笑。まぁ実際私も、社販で買えるってんじゃなきゃ買わないかも。物は凄く良いんだけど)。
見るのは大体紙皿ですね。
……見る度凹みます。
モールドがガンガン棚を浸食していってる……。

モールド製品見ると、ほんと、自社の未来について悩みます。板紙成型品の紙容器で生き残れるのかなって。
モールドは堅くて丈夫でしかも安く成型もイロイロできるので、板紙成型品じゃ勝負にならないんですよ。
その代わり、モールドは印刷ができないので、喧嘩するとしたらそこしかない。
多少値が張っても、付加価値で売るしかないのです。

そもそもさ、日本で消耗品作って勝てる時代じゃないと思うんだ。
いかにして付加価値を付けるかだと思うんだ。
それも、メーカー価値じゃなくてね。
例えばうちの紙皿は1枚プレスなので形が綺麗なんですけど、だからどう?って聞かれても、多分どうでも良いと思うんですよユーザーには。
2枚押しの競合他社品と比較したらうちを取りますか、って取るわけない。値段を取るでしょ。だって紙皿だもん。
じゃあユーザーは何を付加価値として認めてくれるか……そこら辺から考え直さないといけないと思うのです。
例えば、耐水耐油、電子レンジOK。これは多分、価値になりうると思う(実は今売っている紙皿は、耐水性はあるけれど耐油性はないってのがほとんどなのです。でもうちのは耐油だから油物も乗せて大丈夫デスヨー!)。
でも、モールドに勝てるかっていったら厳しい。モールドも同等の機能を持っているから。
じゃあ後は、印刷ができること?
うちは今年から極小ロットで、最低1200枚からオリジナルの別注印刷紙皿を製造できますよ(単価は通常の紙皿の10倍です)。

しかし、じゃあそっち方面でいかに売り込むかって事になると、はて。
要するに、営業戦略なんか考えたところで、私は実際に営業する訳じゃないので、言うは易しの世界なのです。言えないよねぇ。

まぁだからせっせとHPとか改装している訳なんですけどね。
もー、色々やりたい事がいっぱいあります。
日々時間が足りない。しかしあんまり残業はしないのでした。だって工場って、時間が終わるとほとんどみんな帰ってしまうのですよ。営業部は時間が1時間ずれているので、それだけでもかなり寂しいというか怖いのに、これ以上遅くなるのは流石にちょっと……。道も人気なくてなぁ……。



ああそれにしても、生分解製プラスチックがもっと安くなっちゃったら、本当に板紙成型品は生き残れないかもしれません。
……安くなるのかな、あれって……?
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